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先週の嵐はひどかったですね。
皆様の御宅は大丈夫でしたか。
いろいろと被害の報告がナカムラにも入っておりその対処で忙しく飛び回っています。

3月の末に基礎(配筋)の第三者機関に依る検査を行いました。
結果は、指摘事項無しつまり見事合格です。
この検査が終わらないと次の工程に進めません。
これで安心して次に進んでいけるわけです。

今回は、基礎について少し説明します。
昔は束石といって平らな石を拾ってきてその上に束を建てていました。
コンクリートの普及に伴い基礎も束石のみからコンクリートを使用したもの
さらには鉄筋コンクリートへと変わってまいりました。

鉄筋コンクリートは文字通りコンクリートの中に鉄筋が埋め込まれている構造です。
体でいえば、筋肉がコンクリートで、鉄筋が骨といったところでしょうか。
しかし、ただコンクリートの中に鉄筋が埋まっていれば良い訳ではありません。
適正な位置に、適正に配置されていないと、その耐力は満足なものにはなりません。
しかも、コンクリートを打ってしまうと鉄筋の場所が分からなくなります。
その為、コンクリート打設前に、検査を行うわけです。
検査項目は、鉄筋の間隔、径、補強の方法、被り厚など多岐にわたります。

ビルでも橋でも基礎の構造は鉄筋コンクリートです。
なぜ鉄とコンクリートなのかといいますと、この2つ非常に相性がいいんです。
まずコンクリートは、押す力(圧縮)には強いですが、引っ張る力には弱い
それに対し鉄は、引っ張る力に強く又粘り強い。
しかし、錆(酸化)に弱い。コンクリートは強アルカリ性のため中の鉄筋は、錆びない。
また、鉄は熱に弱いがコンクリートが被膜として保護してくれる。
まだまだ専門的なことは有りますが、
このように御互いフォローしながら様々な外力(地震・風・雪等)に対して建物を守ってくれています。
まさにベストパートナーなわけです。

日々新しい工法・構造が出てきますが、基礎がしっかりしてないと効果半減
これからも厳しくチェックしていきます。
数井

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